一般皮膚科

当院では一般皮膚科と美容皮膚科の治療を行っており、一般皮膚科では主に、以下のような悩みや疾患に対する治療、アドバイスを行っています。

ニキビ

生活習慣、睡眠・食生活の見直し生理不順の改善が第一ですが、できてしまったら抗生剤の外用やビタミン剤・漢方薬の内服などで治療します。

当院では、即効性のあるニキビ注射も行っております。また、自費診療として、ケミカルピ-リングやイオン導入も行っております。

ニキビ注射

即効性がある、ニキビ治療!
ニキビの炎症を抑える薬を、患部に直接注入することで、他の治療方法よりも、効果的で即効性のある治療を行います。ひどくなったニキビはもちろん、ひどくなる前の早めの治療をお勧めします。

デュアック配合ゲル

抗菌薬のクリンダマイシンと過酸化ベンゾイルを合わせた薬です。この2つの物質がニキビの原因となるアクネ菌などの増殖を抑えると同時に、厚くなってしまった角質をはがしていくことで症状を改善させます。

巻き爪

入院の必要がない外来通院で巻き爪手術ができます。
従来、巻き爪の手術はメスで切除したり、爪を抜くなどの外来的治療が行われていましたが、当院では外来で簡単に出来る化学的治療を行います。ほとんどの場合1回の手術で治ります。手術後の痛みが少ないのも特徴です。
入院をしないで日常生活に支障をきたさず忙しい方や手術をためらっていた方にお勧めです。

多汗症

原発性腋窩多汗症

腋窩とは、わきの下をいいます。つまり、腋窩多汗症(えきかたかんしょう)とは、わきの多汗症のことをいいます。
わきの下は、もともと汗腺が多く、更に精神的要因(緊張やストレスなど)や、気温や運動などの要因によっても影響を受けて、とても汗をかきやすい部位です。重度の原発性腋窩多汗症については保険適用の外用薬(エクロックゲル、ラピフォート)やボトックス注射での治療が可能です。

原発性手掌多汗症

手のひらに異常なほどの多汗症状が現れる疾患です。この症状は、特に緊張やストレスの状況下で悪化しやすい傾向があります。
原発性手掌多汗症は原因がはっきりと特定されておらず、遺伝的要因や自律神経の異常、汗腺の過剰な反応など、複数の要因が関与している可能性がありますが、詳細なメカニズムはまだ完全には解明されていません。

ひどい脇汗・手汗でお悩みの方

●汗じみが気になり、シャツを何度も着替えることが多い。
●汗じみで人目が気になって勉強や仕事に集中できない。
●制汗剤を何度も塗り直して大変だ。
●手汗が気になって握手やハイタッチを躊躇してしまう。
●緊張すると汗が出てきて、意識するともっと出る。
●わき汗パットやタオルが手放せない。

原発性局所多汗症の診断基準

局所的に過剰な発汗が、明らかな原因のないまま6ヶ月以続いていることに加え、以下の6項目のうち2項目以上あてはまる場合を原発性腋窩多汗症と判断します。

●両側性、かつ、左右対称に多汗がみられる。
●多汗によって日常生活に支障をきたしている。
●週1回以上の頻度で多汗のエピソードがみられる。
●家族歴がある。
●睡眠中は局所性の発汗が止まっている。
●25歳未満で発症した。

保険適用の多汗症治療薬

現在、原発性局所多汗症に対する保険適用の治療として、日本においては以下のものが認められています。

ボトックス注射

ボトックスとはボツリヌス菌から抽出した成分で、神経伝達物質「アセチルコリン」をブロックする作用をもっています。ボトックスをワキの皮膚に直接注射することで、交感神 経から汗腺への情報伝達を遮断することで、脇汗を減らすことができます。
薬の効果は、個人差もありますが通常注射後2、3日で現れ、4~9ヵ月程度効果が持続します。
発汗抑制効果を維持して多汗症を抑制するためには、4か月以上の間隔で定期的に注射する必要があります。一番汗をききやすくなる夏の前に注射することをお勧めしています。

脇汗にエクロックゲル(外用薬)

エクロックゲルは日本初の保険適応の原発性腋窩多汗症用の外用薬です。
1日1回両脇にゲルを塗布することで、アセチルコリンが汗腺を刺激するのをブロックすることで発汗を抑えます。脇以外への処方は保険適応外となっています。

脇汗にラピフォートワイプ(外用薬)

原発性腋窩多汗症の外用薬としてはエクロックゲル(ソフピロニウム)に次いで日本で処方できるようになりました。ラピフォートワイプは1日1回両脇にシートで塗布します。
交感神経からの汗を出す指令をエクリン汗腺が受け取れないようブロックすることにより、発汗抑制効果が期待できる薬です。

手汗にアポハイドローション(外用薬)

アポハイドローションは、日本初の原発性手掌多汗症治療剤として2023年3月に承認を受けて処方が可能になった手汗用の治療薬です。1日1回就寝前に両手に塗布することで効果を発揮し、12歳以上の方に処方が可能です。
これまで手汗で悩まれていた方は、一度ご相談ください。

プロバンサイン(内服薬)

塗り薬や注射薬よりも広い範囲に効果を発揮します。
※塗り薬や注射薬で効果が見られない場合や実施できない場合に試みてよい治療と位置づけられています。

アトピー性皮膚炎

清潔な皮膚と肌のうるおいを保つための丁寧なスキンケアが大事です。
肌の症状を抑えるために、内服・外用薬による治療を行っています。

湿疹、かぶれ

軽度の湿疹や原因がわかっているかぶれについては市販薬で改善をめざせますが、糖尿病や腎臓病など、原因が体の内部の病気に起因する場合は医療機関での治療が必要です。原因を突き止めるためにも、まずは一度、医師に相談することをお勧めします。

じんましん

抗アレルギー剤などを内服するほか、かゆみがひどい場合は外用薬を処方することもございます。かゆみがひどい場合は入浴や運動・飲酒を避けて患部を冷やし、安静にするなどしましょう。

ヘルペス

水ぶくれが集まった状態のことを「ヘルペス」といいます。
「ヘルペスウイルス」による感染症で、人間に感染するヘルペスウイルスは8種類が知られています。
症状は感染するウイルスによってさまざまございます。代表的なのもが「単純ヘルペスウイルス」による口唇ヘルペス、性器ヘルペス、「水痘・帯状疱疹ウイルス」による水ぼうそうや帯状疱疹があります。
基本的には、抗ウイルス薬を内服することで改善をめざします。ポイントは、ウイルスが皮膚に大きなダメージを与える前に治療を行うこと。症状が出たら早めにご相談ください。

やけど

やけどをしたら、すぐに冷水や氷水・保冷剤で30分冷やすことが重要です。その後、できる限り早く皮膚科を受診しましょう。当院では外用薬、内服薬を使い分けて治療を行っています。

足のトラブル

魚の目、タコ、ウィルス性イボ、水虫などの治療、皮が剥けるなどの各種トラブルのご相談承ります。
適切な治療を受けることで、早く痛みや不快感から解放されますのでお気軽にご相談ください。また、放置すると重傷化したり慢性化する場合もありますので、お早めの受診をお勧めします。

その他、症状

帯状疱疹ワクチン

日本では、帯状疱疹の予防接種として「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の2種類のワクチンが使われています。
帯状疱疹の予防接種を受けるときは、接種対象者や、接種する回数・接種にかかる費用などの情報を確認したうえでご自身の状況に合うワクチンを選ぶことが大切です。詳しくは医師にご相談ください。
※予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありません。

  水痘ワクチン シングリックス
ワクチンの種類 生ワクチン 不活化ワクチン
接種回数 1回/皮下注射 2ヶ月空けて2回/筋肉注射
予防効果 50~60% 90%
持続期間 5年程度 9年以上
料金 ¥7,000 1回 ¥22,000
長所 ・1回で済む
・料金が安い
・予防効果が高い
・持続期間が長い
・免疫低下の方も接種可能
短所 ・持続期間が短い
・免疫低下の方に接種できない
・痛みがある
・2回接種が必要
・料金が高い
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